インターネットを用いて営業、販売を行うことが当たり前になった近年、Webを用いたマーケティング手法の重要性、需要は急速に増しています。最も知名度のあるWebマーケティング手法は「アフィリエイト」でしょう。企業だけでなく、一般の方でも簡単に運用できるということで、2010年前後から一気に有名になり、浸透していきました。
Webマーケティングには様々な専門用語が存在し、その多くがカタカナ、アルファベット用語の頭文字を用いているため、一見しただけでは意味が読み取れません。しかし、Webマーケティングを効率良く行うためには、これらの用語を理解し、さらに運用できるようになる必要があります。
今回はWebマーケティングに関する代表的な用語を12個ご紹介します。どれも重要なものばかりですので、ぜひ覚えてください。
Web集客にはさまざまな用語がある
Web集客にはさまざまな専門用語が存在します。インターネットにある程度見識がある人でも聞いたことすらない用語も多いでしょう。しかし、サイト運営の正しい方向性の決定やユーザビリティの向上のためには、これらの知識を覚えるだけではなく、意味を理解し、運用、実践していくことが不可欠です。
まずはおおざっぱでも構わないのでそれぞれの用語のだいたいの意味を知り、正確な内容は実際にWebマーケティングを行う中で把握していくとよいでしょう。
覚えておきたいWebマーケティング用語12個
インターネット広告
リスティング広告
Google検索などで検索を行った際の検索ページの一番上、もしくは右横に出てくる文字リンクをリスティング広告と言い、クリックされる度に広告費が発生する仕組みです。指定したキーワードで検索された場合のみ表示させることもできるので、効果対費用が高い広告だと言えるでしょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はリスティング広告とは違い、ブログやサイトのページ中に表示されます。大きな画像を用いることができるのもディスプレイ広告の強みですね。
リワード広告
リワード広告はアフィリエイト広告の一種で、サイトの広告から飛んだページでアプリや商品が購入されると、そのサイトの管理人に報酬が支払われ、さらに購入者にもアプリなどで使えるポイントが付与されます。リワード広告は特にアプリに多く見られます。
PPC広告
PPC広告は大きく言えばリスティング広告と同じです。ただ、リスティング広告は検索エンジンに掲載されるもののみを指すのに対し、PPC広告はクリック課金型広告全般を指します。そのため、ディスプレイ広告もPPC広告の一部ということになります。
効果指標
CPM(Cost Per Mille)
CPMは広告が1000回表示された際のコストのことです。
CTR(Click Through Rate)
CTRは広告が表示された際のクリック率を表します。100回表示されて1回クリックされていれば、その広告のCTRは1%ということになります。
CPA(Cost Per Acquisition)
CPAは1件のコンバージョン(成約)を獲得するのにかかった広告コストを表します。商品単価、報酬よりCPAが高ければ、広告費を回収できておらず、赤字ということですね。
ROI(Return On Investment)
ROIは投資金額に対する利益の割合を表します。例えば、500万の広告費で5000万円の利益が発生すれば、ROIは500万(投資コスト)÷5000万(利益)×100=1000%になります。
アクセス解析
セッション
一人のユーザーがサイトを訪問してから、何ページそのサイトを閲覧したかを表します。例えば、トップページから訪問し、リンクから違うページに飛び、そこでブラウザを閉じればそのユーザーのセッション数は2になります。
UU(Unique User)
ユニークユーザー数とは別々の端末からアクセスしたユーザーが、サイトに何人訪れたかを表します。つまり、同じパソコンから何度そのサイトを訪れてもUUは1になります。UUは日別、週別などで見ることができます。
PV(Page View)
PVは単純にそのサイトが何回表示されたかを表します。そのため、PV≧UUとなります。
流入経路
流入経路とはサイトにアクセスしたユーザーがどのような経路で訪れたかを表します。流入経路には様々な種類があり、代表的なものに検索エンジン経由、SNS経由、他のサイトのリンク経由などがあります。
おわりに
今回ご紹介した用語は基本的なものばかりですが、全て大切なものです。いきなり全ての用語を覚えるのは難しいでしょうから、サイトを運営していく中で身に付けていきましょう。効率的なWebマーケティングを行うには必須の知識です。