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BIツールで仕入れ分析システムを選ぶポイントは?

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仕入分析を行う際は、大きく分けて「仕入先の選定」と「仕入計画」で取り組むのが一つの方法です。

仕入といっても、小売・卸売業の場合、在庫の状況も把握しながら、販売計画に基づいて商品ごとの仕入計画を考えることになります。 製造業の場合、まず商品の生産計画を前提に、原材料の仕入れ、外部発注等、トータルに仕入計画を立案する必要があります。 商品の供給を行う仕入先は、ニーズをいち早く察知し、満たしてくれることが大事となります。

仕入分析に有効なABC分析

仕入先を決めるのに、まずABC分析で重点先を抽出して判断する方法があります。

支払金額により依存度の高い仕入先を知りたい、という場合、ABC分析で依存度を把握することができます。 これ以外、商品的にも、売上の割合が最も大きい商品、つまり貢献度の高い商品をAランクとして抽出し、重点管理を行う基準とすることができます。

また、貢献度を分析する方法として、利益に対する貢献度と支払勘定回転率を抽出して判断します。 支払勘定回転率は、売上高/平均支払債務額または仕入高/平均支払債務額で算出します。 この際、仕入先ごとに尺度に差が生じないように注意します。

さらに、商品の企画力、供給の安定性のほか、情報提供力や得意先指導力、取引の公正性なども含めて判断します。

仕入計画の作成は、在庫をできるだけ効率よく回転させ、資金負担も少なくし、他にも在庫の陳腐化や劣化を防止することが目的となります。 このため、適正な在庫を維持しながら、資金繰りも円滑行うため、何時、どこから、何を仕入れるか、価格・数量も含めて計画を立てます。

これには、販売、在庫、利益を含めたトータルな計画、さらにロス率、資金計画なども含め、トータルに判断することが重要となります。 ただ、在庫を減らしすぎると欠品の可能性が生じ、また、発注頻度が多すぎて発注費用が増大しないよう注意することも必要となります。

仕入分析は、業種に関係なく「仕入」と「在庫」の関係を正確に把握することがポイントとなります。 こうしたポイントを押さえながら、自社にふさわしいBIツールを選ぶことです。