企業では、あらゆる場面において、様々な意思決定が必要とされます。その判断は迅速かつ正確なものでなくてはいけません。適切な答えを導き出すためには、正確で安全な情報の選択が必要とされます。そして、その助けをしてくれるのがBIツールなのです。
BI – Business Intelligence
BI-Business Intelligence 聞いたことはあっても、その意味や内容まで理解している人は少ないのではないでしょうか。Intelligenceとは知能、知性などと訳されます。ビジネスにおける知性―BIとは、業務システムなどの中にある膨大なデータを分析・加工し、意思決定に活用できるような形式にまとめるものです。
埋もれてしまった有用なデータを活用できるようになる!
企業には様々な業務システムが存在します。多くの場合は、経理なら経理のシステム、在庫管理なら在庫管理のシステムなど、その部門ごとに特定の業務データを扱っています。それらのデータを組み合わせて分析するのには多くの時間と手間がかかります。
数字に強くない一般の社員だと、データの抽出だけで数日を要してしまうこともあるでしょう。どのデータが信用できるのか選別するのに時間がかかり、反対に有用なデータを見落としてしまうこともあるかもしれません。
それに対してBIツールは、システムやプログラミングの詳しい知識がない利用者でも簡単に操作できるように設計されています。そのため、一般の社員が普段利用しているExcelなどのオフィスソフトに似た感覚で操作できます。「誰もが簡単に」「複数のシステムに存在するデータを統合して分析」することで、業務における様々な判断や資料作成を支援します。
また、複数のシステムのデータの統合・分析が可能になるので、経営層にとっては会社全体の戦略や現場部門への指示が出しやすくなります。わざわざ部門ごとの業務システムを開き、異なった形式のデータを見比べる必要はありません。
BIツールを利用すれば、複数のデータを指定したフォーマットで集計し、データを可視化することによっていろいろな角度からの分析が可能になります。必要に応じて抽出された「見えるデータ」は、迅速かつ正確な判断・指示をするための手助けとなってくれることでしょう。